法人情報
【法人名】NPO法人ハピネス湖西
【活動場所】静岡県湖西市
【設立年月日】2017年10月5日
【役員】2017年10月時点
理事長:菅沼泰久
副理事長:夏目新
理事:内藤正敏
理事:髙栁友和
理事:野中史歩子
監事:夏目悟
【会員数】2017年10月時点
正会員(個人):15名
正会員(団体):2社
(団体名:五十音順)(有)コサイ自動車、(株)テクニック
【目的】
この法人は、湖西市民及び湖西市周辺に住む住民に対して、まちづくりの推進、観光振興、農林水産業の振興、青少年の教育、高齢者福祉等に関する事業を行い、地域住民が抱えている諸課題の解決及び住民一人ひとりの幸福度向上に寄与することを目的とする。
【設立趣旨】
急速な少子高齢化による人口減少や、右肩上がりの経済成長の終焉により、日本の地方都市は以前の活気を失い、今後は更に衰退していくことが予想される。湖西市もその例外ではなく、子供の数の減少、空き家の増加、商店街の衰退、農漁業の後継者不足、耕作放棄地の増加、既存インフラ施設の維持管理予算の不足など様々な問題が山積しており、市民の間にも先の見えない閉塞感が漂いつつあるのが現状である。市が抱える問題を解決し、より良い市民生活の実現を達成するためには、市役所など行政に任せきりにするのではなく、市民一人一人が当事者意識を持ち、積極的に市民活動に参画することが望ましいことは言うまでもない。市の予算も限られている中で、すべての課題に対して一様に予算を配分することは不可能であるため、対象となる市民の数が少ないものや緊急性の低いものについてはどうしても後回しにされてしまう。このような課題に対処するためには、まずは行政主体で取り組むべき課題と、行政のサポートを受けながら市民主体で行うものとに選別を行い、後者についてはなるべく少ないコストで迅速に実施するように努めることが重要であると考える。
現在湖西市は、「市民協働で創る、市民が誇れる湖西市」をスローガンに掲げて行政運営を行っているが、実際のところ行政主導の取り組みの場合、活動参加者は意識の高い一部の市民に限られてしまうのが現状である。よって、市民から行政に対して積極的に働きかけを行い、市民主導で行政を巻き込んでいくやり方で市民協働を実現することが、今後のあるべき姿であると私たちは考えている。また、これまで活動に参画してこなかった市民も新たに取り込んで、市民活動の裾野を広げていくことが重要であり、そのために参加者の募集方法の工夫や参加モチベーションを高める仕組みづくりを行うことを目指している。特に、シニア世代、女性、若者を主なターゲットに考えており、活動を通じて市の課題を解決すると同時に、活動における出会いや交流を通じて参加者個人も新たな仲間づくり、健康増進、生き甲斐の向上などを図ることができる。
近年は、インターネットの普及や情報技術の進歩により、日常生活の中にありとあらゆる情報が溢れ、人々の価値観やライフスタイルも多様化している。このような時代において、人間の幸せとは何か、真の豊かさとは何かということがますます見えにくくなってきている。しかしどのような時代であっても、人間は決して一人では生きていけず、家族、友人、地域住民といった人と人との絆を大切にすることが、人間の幸せや豊かさを考える上で最も重要なことであると考えている。また、こうしたつながりは個人個人が行動することで構築され、努力を続けて初めて維持されるものである。皆が他人を意識し、世のため人のために自分自身を日々成長させようと努力するようになれば、どんなにいい世の中になることだろう。
もって私たちは、市が抱える多くの課題の中から市民主導により対処できるものに着目し、明るく楽しいまち湖西市の実現と市民一人ひとりの幸福度の向上を目指し、市民参加型の活動の企画・運営等を行う。営利のみを追究せず、政府や自治体の財政支援制度を有効に活用しながら、市民自らが参画できる市民運動としての民主的な運営を行う。また、情報公開による信頼性や透明性を維持し、継続性と責任性のある法人として活動したく、ここに「NPO法人ハピネス湖西」を設立することとする。